ゆりりんのブログ

鬼滅の刃「童磨」考察、つれづれなるままに。

童磨の感情のことだけど(Xサルベージ番外編)

カナエさんの「きっかけさえあれば…」の言葉どおり、私はやっぱり、童磨の無感情は生まれつきの障がいとかいうのじゃなくて、しのぶと死後会話をするまで感情を出すきっかけになる人間にも、出来事にも出会わなかったという事だと思うんですよね。

集英社吾峠呼世晴・作「鬼滅の刃」より

童話の「金のがちょう」や、ロシア民話の「笑わないお姫様」に出てくる、生まれつき笑ったことのないお姫様がいきなりひょんな事で笑いだしたように、理屈はないの。鬼滅の刃自体、おとぎ話だしね。

 

 

 

それを言うと「ふざけるな!童磨は明らかにサイコパスを元にして描かれている!だから現実のサイコパスの精神構造を元にして考察しなくてはいけないんだ!」と怒る人が出てくるかも知れないけれど、でもサイコパス=無感情ではないから、やっぱり別物として考えなくてはいけないと思うんですよね…

 

感情の種は心のなかにずっとあったけど、発芽するきっかけがないまま厚い氷に閉ざされていただけ。
種すらなければ、あの死後の世界でのしのぶとのがあったとしても、何も感じないまま「ふぅん、そうなんだぁ」で終わってたはずだもの。