ゆりりんの鬼滅(ほぼ童磨のこと)ブログ

鬼滅の刃の推しキャラ、「童磨」についての考察。つれづれなるままに。

X考察呟きまとめ・生まれて初めての胸の高鳴り

画像引用『鬼滅の刃吾峠呼世晴/集英社アニプレックスufotable



(2022年8月分「X」童磨考察ポストより)

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※⚠️注意!「鬼滅の刃」ネタバレに加え、原作、公式ファンブックを読んでいないとわかりにくい記述もありますので、平にご容赦を。何か質問などありましたら、コメント欄にぜひお寄せください。

※⚠️なお、この記事の内容はあくまで一読者の考察ですので、原作者である吾峠呼世晴先生、並びに鬼滅の刃アニメ公式様の表現意図と違っているかもしれないという事をご了承ください。

鬼滅の刃の上弦の弐・童磨は、あらゆる欲も執着も、感情すらも感じない鬼胡蝶しのぶとの死後の世界での語らいで、初めて胸の高鳴りを感じました。その冷たくも複雑な内面を、救済観や恋愛への憧れから紐解きます。公式ファンブックや漫画の描写を基に、つれづれなるままに彼の心の空白を考察してみました!

 

教祖・童磨の救済観と死の間際の回想

童磨が本当に救済を第一にしていたのなら、死の間際に思い出すのは教団の心配や残してきた信者たちのことでしょう。
思い出したのは感情を感じられなかったことと、両親の心中現場

神の声なんて聞こえないから、聞こえてるように嘘をついてきた。
感情がないから、騙してる事に対して罪悪感はない。

「これが家業だから、使命だから」当たり前の事と受け止めている。

ただし「仕事」に対して何の感情もおきない。

ということは別に生き甲斐ではない。

出展・吾峠 呼世晴「鬼滅の刃」16巻/両親と幼き童磨

 

 

感情への興味と鬼になる動機

・他にやりたい事もないしやめたいとも思わないから、ずっと同じことを続けている。

でも感情には興味がある。そんな中で無惨様に出逢って、「鬼になったら感情が芽生えるかも」と思ったんだろう。自分を変えたい気持ちはあったんだろうな。

・「鬼にしてもらってから~感情は夢幻だったなあ」という口ぶりからすると、鬼になって長い時を生きていたら感情を感じる事があるかもなと期待があったのだろうね。

 

童磨戦の描写と掘り下げの必要性

・童磨戦のテーマは仇討ちが第一だから、童磨の心象風景や過去の描写を長くやって読者に親しみや共感を覚えさせるのはよくないと思ったんだろうけど、ちゃんと丁寧に描くべきだったと思うよ。これだって深い話なんだから。

 

救済の裏に隠された本質

・童磨、鬼バレするわけにいかないから、救済の具体的な内容「殺して食べる」を信者に言ってないよね。そういう人間社会の一般的な価値観に表向き取り繕えるから厄介だし怖いんだよ。

・どこまでも合理的で、目に見えない精神的なものを一切信じないから、しのぶを吸収したことを「彼女は生きている、俺の体の中で永遠に生き続ける」なんて言ってるけど「魂なんて無いし死んで終わったけど、食った肉は俺の強さを維持する力の源として有効利用したよ」を言い換えてるだけ。「信者の血肉をしっかり受け止め高みへと導いている」も同じ。

 

「極楽教潜入編」がない理由

・なんで「極楽教潜入編」なかったの?とよく言われてるけど、猗窩座と対比させながら見せるためだからじゃないかなと思うようになった。

あの二人も対として考えられたのよね。

 

童磨の女好きの本質

・童磨は女好きというか、女(の肉)が好きなのよね。
複数の女の子に声をかけたりそばに置いたとしても、何も感じないからそれ自体を楽しいとは思ってないよね。あくまで恋愛感情が沸くか感じてみたかった。

感じなかったら食べるだけ。このニュアンス、わかるかな~?

 

父親との関係と影響

・童磨父の色狂いって、性欲に所有欲とか支配欲、権勢欲、自己承認欲求が内包されてるわけよね。もし童磨が大人になるまで生きてたら、成長した彼の方が女性たちの目を惹くようになって、息子へのコンプレックスとか嫉妬も芽生えたかも知れない。

「男としての地位」を脅かす存在みたいな。

 

感情への好奇心と、父親への態度の矛盾

・童磨って、感情や欲望に振り回されて無駄に頑張ったり失敗する人間を馬鹿にはしてるけど「ああはなりたくない」という気持ちは無くて、単に理解はできないけどその感情自体には興味がある、知ってみたいというキャラじゃない?
だから父親みたく女性を次々変えてみたりするのに抵抗もなかったでしょ。

・本当に父親に嫌悪感があるなら女性をひたすら遠ざけるはず…でもそれじゃ「感情がある」ことになっちゃうからね。

・カナヲのように心の声が小さいのでもなく、元からあった心が磨り減ったのでもなく、「ない」のよね。

 

挑発の意図と、他人の感情の観察

・カナヲにしのぶを吸収するのを見せつけた時に「挑発に乗らないね」と言った。

ということは、何をしたら相手が怒るかということは理解してるということ。

いわゆる「俺なんかやっちゃいました?」的な天然じゃないよ。

あくまで全て意図してやってる。

・怒らせて正常な判断を失わせるとか技を出し切らせるとか、戦略的な意味や情報収集もあるけど、他人の激情を観察する意味合いもあったりして。

 

琴葉への態度と無惨への忠誠

・童磨は琴葉のことずっと頭が悪いと馬鹿にしてたのに
本当に琴葉と伊之助の幸せが大事なら逃げても見逃すだろうに、殺すつもりで追いかけたよね。あそこの教祖は鬼だと周りの人に訴えられるわけにはいかないからでしょ。
無惨様にだって叱られるし。

・琴葉より無惨様の方があの時点の童磨にとっては大事。
無惨様には忠実で、(公式ファンブック「鬼殺隊見聞録・弐」より)よき部下であろうとしたんだものね。



琴葉への感情と描写の解釈

・童磨が琴葉を見つめてる時に頬を赤らめてる描写があったのなら「本当は恋して感情が芽生えてたのに気づけなかった」という解釈は成り立つんだけど、その描写はなかった。

・作者にとってあくまで童磨は加害者、琴葉は被害者という認識なのだということは感じる。

・童磨が琴葉の回想を伊之助に語ったのも、メタ的には読者への説明だろうけど、最終的に食べてやったとか、何の意味もない人生だったという締めで終わらせたのは、やはり挑発という意味合いもあったのかな。

出展:吾峠呼世晴・作「鬼滅の刃」18巻/琴葉を食べたことを語る童磨。

 

しのぶへの特別な感情

・心が伴わない肉体だけの刹那的な繋がり(誰でもいい)ではなく、しのぶのことは、地獄にも共に連れていきたくなった。

・いかに童磨が軽薄だからって、あの告白まで単なるナンパに見えるかな?

鬼滅の世界では、地獄に共に行くのは皆自分の特別な人と共にって描写は徹底している。童磨はあの時しのぶをそう認識したから、共に行かないかと誘ったんじゃないかな?

・フラれたあと落ち込んだりすがったりする描写があれば納得するって人もいるみたいだけど、でも、明らかに頬を赤らめてうっとりした表情で他のキャラに対する態度とは違う。

 

恋愛への憧れとしのぶとの出会い

・元々童磨が恋を知りたくて恋愛ごっこしてたとか、胸の高鳴り(これってよく恋の表現として使われる慣用句よね)とか、限りなく確定に近いとは思うんだけどね。

・カナヲの指摘はぶっちゃけ「感情は顔色に現れる」ということだから、最後に頬を紅潮させながら言ったことに嘘はないということ。

・色々女性を変えてみたけど、付き合って楽しいとも思わないし、恋というものもわからない、それをずっと繰り返してきた。「今度の子こそは何か感じられるかなあ?」と無邪気に思いながら。

・無駄なことはしないから、誰かと恋愛をしている間はよその女に声をかけないと思うんだ。もしお別れしたら、また次のときめく女性を探して恋愛ごっこの日々を送るんだろうけど。でも、彼にとってしのぶ以上の面白い、刺激的な女性は見つからないと思う。
あの恋はあの条件でしか発現しなかったんだから。

 

初めての胸の高鳴り

・公式ファンブック弐で、「初めての胸の高鳴り」というように、童磨が心から一緒にいたいと思ったのはしのぶが最初で最後なのは揺るがない。

母親みたいな激情で男を殺す女に惹かれた事に戸惑うこともなく、素直に好意を口にできたのも同じことだと思う。

出展:吾峠呼世晴・作「鬼滅の刃」19巻/しのぶに初めて胸の高鳴りを感じた瞬間。



 

 

童磨の心の空白は、胡蝶しのぶによって初めて色づいた。感情がないと言い続けた鬼が、最後に見せた人間らしい一瞬を、ぜひもう一度漫画で振り返ってみてくださいね!